高速通信に対応した最新スマートフォン
何かと話題のキャリア、ソフトバンクモバイルから新しいスマートフォンが登場した。3Gハイスピードに対応し、下りは最高1.8Mbpsの高速通信が可能なのが最大の特徴。ポケットに入るコミュニケーションツールとして仕事にも役立つこと請け合いだ。
WILLCOMのW-ZERO 3シリーズが人気になり、日本でもいよいよスマートフォンブームが到来しそうだ。数年前まで一部ファンの人気を集めていたPDAがほとんどなくなってきたタイミングだけに、この手のツールを待ちわびていた方も多かったのだろう。
X01HTのサイズは、従来のPDAよりも一回り小さく、いまどきの携帯電話としてはやや大きい。ワイシャツのポケットに入れて持ち運ぶのは無理があるが、スーツやコートのポケットならば問題ない。重量も約176グラムとやや重いが、バッテリーのサイズが大きいためで、高速通信をしてもすぐに電池切れになるようなことはない。FOMAでフルブラウザーを使うと、バッテリー切れの早さに驚くことがあるが、X01HTならそんな心配も無用だ。
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| やや大ぶりなボディーだが、QVGA液晶を搭載することを考えれば妥当なサイズだ |
本体にはスライドタイプのキーボードが装備され、画面を横に使って両手での入力が可能になっている。キー1つ1つの中心部が丸く盛り上がり、このサイズにしてはタイプ感も良好。慣れれば、ちょっとしたメールの返信程度はわけなく入力できる。配列はPCと同じQWERTY方式なので、携帯電話の特殊な入力方法になじめないPCユーザーに推奨したい。残念なのが、テンキーが専用ではなく、キーボード左下の「■」キーとの組み合わせながら押さないと操作できないこと。特に数字を扱う機会の多い場面では、タイピングがやや面倒に感じた。
フォームは、「フォーム」メニューで編集コマンドを選ぶとポップアップされるアドインツール「Adobe LiveCycle Designer」上で編集する。
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| キーボードは本体をスライドするとあらわれる。ギミックもがっちりとしていて、操作していて気持ちがよい。キータッチも満足だ |
横に向けて使えるボディーはデジカメとしての利用でも使いやすい。ちょうど本体裏部分にレンズがあり、本体を横にした右カドにシャッターがあるので、普通のデジカメに近い感覚で撮影できる。フラッシュを持たないので暗い場面での撮影は得意ではないが、200万画素のクオリティは、屋外での仕事のメモには充分に使える。液晶サイズが大きいので、撮影した写真を取引先や同僚に見せる時にも、携帯電話より情報が伝わりやすい。
シャッターを含め、ボタンの数がかなり多いので、それぞれの役割をきちんと理解するまでにやや時間が掛かるのが残念だ。ちなみに、パソコンとの接続と充電はUSBケーブルでおこなう。メモリーカードは、最近流行のmicroSDだ。SDカードと比べると、容量あたりの単価がやや高いが、デジカメ機能の画素数が低いので512MB程度のカードを増設すれば、当面は不足なく使えるだろう。
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| パソコンとの接続はUSBケーブルかBluetoothを利用する。赤外線も搭載し、この手のツールとしては「つながる」相手が多い |
通信速度は、東京23区内や各政令指定都市の特定のエリアで3Gハイスピードに対応している。確かに、メールのチェックやWebブラウジングもなかなか高速で、PHSによる通信とはひと味違うレスポンスだ。ただし、ビルの影など電波の悪い場所では、思い通りの速度は得られない。通信が遅くてイライラすることになるので、画像など大きな添付ファイルをダウンロードすることが解っているなら、対応エリア内でも見通しの良い場所で通信したほうがいいだろう。
オフィスや家庭では、無線LANによる通信にも対応している。専用の切り替えツールで簡単に接続方法が選べるのはなかなか便利だ。会議中や打ち合わせ中には、高速な無線LANでちょっとメールをチェックする――こんな使い方がストレスなくできる。
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| 「コミュニケーションマネージャ」は、ボタン1つで呼び出せる通信切り替えツールだ。無線LANとの切り替えにとても役立つ |
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| パソコンのWebページを開くと、写真などもストレスなく表示できる。ただし、通信速度よりも画面の狭さのほうが気になる |
X01HTのOSは、Windows Mobile 5.0だ。一昔前までは、PalmOSとの使い勝手比較が良くおこなわれたが、最近は完成度が向上しており、使いづらく感じる場面はほとんどない。いつも使っているWindowsマシンと同等の操作体系なので迷うことも少ないだろう。
仕事で使ったときにWindows Mobileのメリットが実感できるのが、対応しているファイルが豊富なことだ。Office Mobileを搭載しているのでメールに添付されてきたExcelやWordのファイルを開いて、簡単な編集までこなせる。PowerPointやPDFファイルの閲覧にも対応する。Outlookの予定やメモ帳を同期可能で、PCで管理するスケジュールやToDoをまるごと持ち運べるメリットは大きい。
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| POP3メールに対応。パソコンで普段やりとりしているメールが違和感なく送受信できる。ブラウザ比べると、狭い画面も気にならない |
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| Excelのファイルが添付されてきたら、開いてみるだけでなく、編集にも対応。パソコンを持っていなくても仕事ができる |
高速通信を活用すれば、サブノートを持ち歩かなくても、出先でのビジネスでのやりとりにほとんど対応できる。PDAファンだけでなく、できるビジネスマンにもおすすめできる。
| メーカー名 | ソフトバンクモバイル |
|---|---|
| 価格 | オープン |
| 連続通話時間 | 約240分(日本国内・W-CDMA)/約300分(GSM) |
| 連続待受時間 | 約250時間(日本国内・W-CDMA)/約200時間(GSM) |
| URL | http://mb.softbank.jp/mb/product/X/index.html |