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2006年10月11日
インテルはビジネス向けPCのプラットフォーム「vPro」の普及を促進するため、「インテルvProテクノロジー・コンファレンス」を開催し、vProテクノロジーに対応した各社のハードウェアやソフトウェアのプロモーションが行なわれた。
「vPro」は、インテルのビジネス向けPCのプラットフォームで、「Core 2 Duo」プロセッサ、「Q965 Express」チップセット、「82566DM」ギガビットEthernetコントローラといったハードウェアと、それらによって実現されるiAMT(intel Active Management Technology)やバーチャライゼーション・テクノロジーといった技術、そして対応するソフトウェアドライバなどの構成要素からなる技術の総称である。
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| 米インテル デジタル・エンタープライズ事業本部デジタルオフィス事業部長 グレゴリー・ブライアント氏 |
米インテルのデジタル・エンタープライズ事業本部デジタルオフィス事業部長のグレゴリー・ブライアント氏は、ビジネスクライアントPCが絶えず変化を続けていることを説明するとともに、vProの登場は「ゲームのルールを変える」ほどの大変革であると述べた。この変革の背景には、IT環境そのものの変化がある。自身もインテルのIT部門に所属していたことのあるブライアント氏は、1999年と2006年のIT環境の違いを例に挙げる。1999年には「Y2K」問題を控え、ITの予算と担当者は増加していた。当時はセキュリティホールが見つかってから、それを突くウイルスが登場するまで、平均200日以上かかっており、セキュリティホール発見後4~6週間たってから配布されるパッチを適用すればセキュリティの確保はできた。一方2006年にはIT予算と担当者は減少する反面、ウイルスの攻撃が始まるまでは2日程度と早まっており、運用管理性の向上、セキュリティ向上、効率向上といったソリューションが要求されている。これらを実現するのが、vProであると訴えた。
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| 1999年のIT管理者を取り巻く環境 |
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| 2006年のIT管理者を取り巻く環境 |
続いてvPro導入の「Before&After」を比較したデモが行なわれた。“Before”の環境では、電源の入っていないマシンは管理コンソールから「見る」ことができず、何らかのトラブルで起動しなくなってマシンを復旧する際には、マシンが置いてある場所に出向く必要があった。またLAN内で次々に感染するタイプのマルウェアへの対処も困難である。
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| vPro導入前のネットワークでは、LAN内で次々に感染するマルウェアを抑えられない |
それに対して“After”の環境では、電源の入っていないものを含めて管理下のすべてのマシンが、常に管理コンソールから確認でき、また、起動に必要なファイルを消してしまった際のOSの再インストール、誤ったBIOS設定の修正などの作業が遠隔地から行なえる。またマルウェアを起動したマシンはネットワーク接続ができなくなるが、管理者によってマルウェアの削除が行なわれたのち、自動的にネットワーク接続が復活することが示された。
vProテクノロジーの利用には、対応アプリケーションが必要となる。ここで株式会社日立製作所ソフトウェア事業部 事業部長の中村孝男氏が登壇し、運用管理ソフトの国内シェア1位を誇る同社の「JP1」がvProに対応したと発表した。JP1は統合運用管理アプリケーションであり、「モニタリング」、「オートメーション」、「ファウンデーション」、「ITコンプライアンス」の機能を持つ。vProに対応したことで、ITコンプライアンス機能が強化され、資産の確実な保護やセキュリティ管理が実現することを説明した。
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| 株式会社日立製作所ソフトウェア事業部 事業部長 中村孝男氏 |
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| システム運用管理ソフトウェア「JP1」がvProに対応し、ITコンプライアンス機能を強化 |
vProテクノロジーは対応ハードウェア、ソフトウェアのラインナップが増えてきたことで、ビジネス分野への本格的な普及が期待される。
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