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2006年9月7日

ウェブセンス、日本語化したWebsense Web Security Suite ver. 6.3を発売

Webフィルタリングソリューションをてがけるウェブセンスは、日本語化した「Websense Web Security Suite ver. 6.3」を発表した。2006年の第4四半期に発売予定。

Webフィルタリング技術の優位性を訴える

 始めに米ウェブセンス社のCEO兼社長のジーン・ホッジス氏が登壇し、企業が直面しているネットワークの課題を説明した。それによればほぼすべての企業が「ファイアウォールの設置」、「アンチウィルスソフトウェア」の使用という基本的な対策を行なっているにも関わらず、セキュリティが侵害されて何らかの被害を受けたことのある企業が40%にのぼるという調査結果を説明し、その理由がマルウェアの進化が急速に進んでいることであると指摘した。

米ウェブセンス社 CEO兼社長 ジーン・ホッジス氏
米ウェブセンス社 CEO兼社長 ジーン・ホッジス氏

 また最近では、以前見られたような大規模なウィルスやワームの発生は減っているが、それはマルウェアの作者の目的が技術力の誇示から金銭の詐取に移行したためであり、そのような犯罪目的のマルウェアが静かに広まっていることを説明した。もちろんこの状況は日本国内にも当てはまり、2006年上期のインターネット関連犯罪はすでに記録的な件数に達していることを指摘した。

 この現状に対して、(1)アンチウィルスソフトのようにパターンファイルを更新する必要のあるものでは、マルウェアが登場してからパターンファイルのアップデートまで待ち時間が必要であること、(2)ソフトウェアの挙動から推測するいわゆる「ビヘイビラル」型のソフトでは推測の精度が十分ではないためリスクが高いことを指摘し、同社のWebフィルタリングソリューションの優位性を訴えた。

すべてのソリューションで日本語化を実現

 続いてウェブセンス・ジャパンの代表取締役 小林敏知(としとも)氏が登壇し、「Websense Web Seucirty Suite ver. 6.3」日本語版(以下、WSS 6.3)の紹介を行なった。WSS 6.3の推奨小売り価格は、100ユーザーライセンスで65万8000円(企業向け)など。

ウェブセンス・ジャパン株式会社 代表取締役 小林敏知氏
ウェブセンス・ジャパン株式会社 代表取締役 小林敏知氏

 ウェブセンスでは、2006年11月中旬をめどに、すべての製品、マニュアルおよびユーザー向けポータルサイトで日本語化を進める予定で、WSS 6.3の日本語版はその第1弾となる。日本語版のリリースに際しては、Webフィルタリング用の日本語データベースも強化され、日本語Webサイトの情報量は1800万サイト、2億6000万ページに及ぶ。小林氏によれば、これまでアプリケーションの画面に英語表示が残っていたことから、「ウェブセンスは日本語関連のデータベースも弱いのではないか」と誤解をされることもあったが、WSS 6.3ではそのような誤解を払拭できると自信を見せた。

 WSS 6.3には新たに「Websense Content Gateway」(以下、WCG)というモジュールが追加されている。WCGはYahooからライセンス技術供与を受けて「Inktomi Traffice Server Technology」をベースに開発されたキャッシュプロキシーだ。WCGの導入により、ファイアウォールの負荷低減やセキュリティポリシー設定・管理の一元化が実現できる。

 WSS 6.3のユニークな新機能として、Citrixの製品「Citrix Presentation Server」への対応があげられる。Citrix Presentation Serverは、いわゆるシンクライアントのシステムであり、各ユーザーが使っているプログラムは1台のサーバ上で実行されている。このようなシステムでは、ユーザーごとに独自の設定を行なうことができなかったが、WSS 6.3からは各ユーザーのアクセス状況をモニタリングすることが可能となった。

ホスティングサービスで採用が進むWebsense

 最後にNTTコミュニケーションズ ITマネジメントサービス事業部サーバマネジメントサービス部 担当課長の冨沢光明氏が登壇し、同社のホスティングサービスとWebsenseの関係を説明した。同社のホスティングサービスには多くのセキュリティメニューが用意されており、そのうちの「URLフィルタ」にWebsenseが採用されているという。Websenseを採用した理由は、登録されているURLの豊富さ、詳細なフィルタリング設定が可能な点、そして市場における実績や評価の3点だそうだ。

NTTコミュニケーションズ ITマネジメントサービス事業部サーバマネジメントサービス部 担当課長 冨沢光明氏
NTTコミュニケーションズ ITマネジメントサービス事業部サーバマネジメントサービス部 担当課長 冨沢光明氏

 またURLフィルタリングサービスの需要動向についての説明があり、サービス開始当初は「業務効率化」、「回線利用率の低減」といったコスト削減を意図して利用されていたという。しかし今では、それに加えて情報漏えい対策を目的としてサービスを利用する傾向が強いそうだ。その結果、インターネット接続用のホスティングを利用するユーザーのほとんどがURLフィルタリングサービスを要望するそうだ。

 高度化するマルウェアに対抗するため、セキュリティソリューションも多様化と進化が続く。Websenseに代表されるWebフィルタリングは、今後もその必要性が高まると思われる。

■関連サイト
ウェブセンス・ジャパン株式会社
http://www.japan.websense.com/
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