NTTアイティは、PC環境ローミングソフト「シェアードPC」を発売した。ユーザーはICカードを持ち歩くだけで、別のPCに自分の環境を復元できる。サーバに自分のPC環境をバックアップすれば準備は完了。シェアードPCがインストールされているPCにICカードを読み込ませれば、自分専用の辞書やデスクトップ環境、簡単なソフトウェアなどが使用可能になる。価格は1サーバ/40クライアントライセンスで120万円から。ハードウェアやセットアップの費用は別。 これまでにも、サーバにアプリケーションやファイルを保管し、クライアントPCには最低限の機能しか持たせないシンクライアントの仕組みはあった。しかしクライアントPCに対する制限により、重たい処理などの効率がよくないことが課題だった。シェアードPCならPC環境をクライアントに復元し処理するため、映像処理などもスムーズにこなせる。一時的にネットワークやサーバが使用できなくなっても、作業の中断を強いられることもない。 個人データや通信データはすべて暗号化されており、データ復号鍵をICカードに格納することで高いセキュリティを実現している。オプションとして、IDとパスワードによる認証も用意している。使用後は、最新の状態がサーバにバックアップされ、クライアントPCは初期状態に戻る。これで、PCを共有することによる情報漏洩を防げる。100MB~200MB程度のPC環境を対象としており、パソコン教室やサテライトオフィスでの活用を見込んでいる。
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