携帯性や省スペース性のメリットに加え、高いパフォーマンスを実現し始めたことなどにより、ビジネスの現場でノートPCを利用するユーザーは着実に増えつつある。ただ、ノートPCの場合は液晶モニタからキーボード、ポインティングデバイスまですべてが統合されたマシンであるため、デスクトップPCとは異なる視点で製品を選ぶ必要がある。では、具体的にどういった点に注目すればよいのか。ジャーナリストである本田雅一氏と、本誌編集長の大島伸一がそれぞれの考えを語った。 | ||||||
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ビジネスでノートPCを使うメリット大島: 実は少し前から、メインで作業するマシンをデスクトップPCからノートPCにリプレースしたんですよ。それであらためて、会議室に持ち運んだり、あるいはカバンの中に入れて外出できるという、ノートPCのメリットを痛感しました。しかし、本当に最近は電車の中やファストフード店などでノートPCを使う人を見ることが珍しくなくなりましたね。 本田: ノートPC自体は古くからありましたが、モバイルコンピューティングが浸透し始めた時期というと、Centrinoの登場によってバッテリでの駆動時間が延び始めた2003年以降でしょうね。また無線LANを利用したホットスポットの登場など、外出先でのネットワーク接続環境が改善され始めたことも大きいと思います。 大島: ノートPCを持ち歩いて本当に便利だと思うのは、必要な情報にすぐにアクセスできることだと思うんです。たとえばデスクトップPCに入っているデータは会社から離れると見ることができませんが、ノートPCならいつでも参照できるわけですから。 本田: その部分が、ノートPCをビジネスで活用する非常に大きなメリットの1つだと思います。ただノートPCを使い続けていくと、蓄積されるデータの量も増えて、データまで含めた形での価値が高まっていきますよね。価値が高まるということは、もしノートPCをなくしてしまったり、どこかに置き忘れるといったリスクも高まるということを忘れてはいけないんじゃないかと。 大島: 個人情報保護法が施行されて、ノートPCの遺失による情報漏えいがよくニュースに流れるようになってからというもの、ノートPCにデータを入れて持ち出すことはよくないという風潮になっていますね。 本田: 確かに多くの企業は、個人情報保護法が施行されてから、情報漏えいを防ぐためにデータは持ち出さないという意識が強くなっている印象を受けます。顧客データなどの個人情報が漏えいしたときのリスクが高くなっていますから。 大島: データ自体にポータビリティ(携帯性)がなければ、機器にポータビリティがあっても仕方ないということですね。 本田: もちろん、社内でデータを一元管理してノートPCからはネットワーク経由で参照させる、などといった制限をかける方法もあります。しかし利便性を考えるとノートPCをセキュアにして、盗まれたとしても簡単に漏えいしないノートPCを選ぶという方向性が正しいのではないかと思います。 ビジネスdynabookでは、具体的にどういったセキュリティ機能が盛り込まれているのか、「東芝dynabookが持つこだわり~Part 1~ ビジネスPCに求められる“安全性”」で詳しく解説しています。 | ||||||
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