《ステップ・バイ・ステップガイド》
| 表1 効果とデメリットで見るプロジェクト建て直しプラン(画像クリックで拡大) |
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アドバイザー佐野:さて、どうですか?
PM:はい。実は、少しだけへそくりがあります。前々回の「Step6」で「要件定義後に発生したさまざまな変化に備えるため、予算は余裕を持って立てるべし」って教えられたので、念の為250万ほどプールしておいたんです。
アドバイザー佐野:なるほど。
PM:そこで今回は、プラン3の「機能の一部を切り捨てる」ことにして、スケジュール遅延を2週間程度(追加費用200万程度)に抑えるのが一番現実的かと思います。でも、機能をあれこれ切り捨てたら、しょぼいシステムになってしまうでしょうか?
アドバイザー佐野:例えば「今回切り捨てた機能は、次回のシステム拡張プロジェクトに移行できないか?」ということで再検討してみてはいかがでしょう?
PM:なるほど。機能のプライオリティが低いものを一旦保留にして、次回のプロジェクトに持ち越すんですね?
アドバイザー佐野:はい。どの機能を切り捨てる、または来期へ持ち越すのが可能かについては、社内関係者・経営陣と一緒に検討する必要があります。
PM:はぁぁぁ(ため息)、また怒られるのかぁ。
アドバイザー佐野:それから、システムインテグレータともきちんと話し合ってくださいね。基本的にシステムインテグレータは「要件定義で決定した作業」以上のことは行ないません。無理に追加費用なしの作業をお願いすると、プロジェクト内の別のどこかにしわ寄せが発生しかねません。いずれにしても、「円滑なプロジェクト進行のためには、内容、リソース、スケジュールのバランスが大切。バランスを維持するためには、各フェーズ・各要素において、ある程度の見切りをつけることも肝心だ」っていうことを覚えておいてください。
最大のピンチを迎え、暗雲立ち込めたプロジェクトの行く末に、なんとか光が差し込んできたようです。さて、次回はプロジェクトで作成される各ドキュメントについて少し詳しく説明をしていきましょう。
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