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コラム

《ステップ・バイ・ステップガイド》

佐野 央の
社内システム導入を成功させる方法

2005年8月23日  文●佐野 央

Step 7
プロジェクト管理を重視せよ!
~スケジュールの遅れとクリティカルパス編(3/3)




●システムインテグレータの悲鳴

アドバイザー佐野:とんでもない! プロジェクトには、「この作業が終わっていないと次の作業が行なえない」「この人にしかこの作業はできない」という、絶対に前倒しも、遅らせることもできない経路、つまり「クリティカルパス」が存在するんですよ。

PM:クリティカルパス……

アドバイザー佐野:ええ。これを順次クリアしていくには、X社のエンジニアに少なくとも今の3倍の量、つまり1日8時間×3=24時間働いてもらうしかありませんよ。

PM:24時間って、そんな無茶苦茶な。

アドバイザー佐野:不可能ですよね。そんな不条理な作業条件を押し付けられたら、エンジニアだって仕事に対するモチベーションが下がってしまいます。だから、こういう場合の残業って、意外と効率が上がりません。結果として「やっつけ仕事のハリボテシステム」ができあがるんです。

PM:じゃ、じゃぁ、後3人のエンジニアを投入してもらって……

アドバイザー佐野:追加投入されたスタッフは今までの経緯を何も知りませんから、引継ぎ作業が「短期間」かつ「大量」かつ「新たに」発生します。それによって一時的に作業効率が下がります。それに、3人分の経費は当然かかってくるので、意味がありません。

PM:ああああ、ど、どうしよう、どうしよう、どうしよう。

アドバイザー佐野:PM君、システムインテグレータと意思の疎通を図ろうとするのも重要ですが、予定の日までに、予定の予算で、予定のサービスを提供するためには、プロジェクトの進捗管理も絶対に欠かせないんです! とはいえ、もうすでに遅れてしまったことをぐずぐず言っても仕方がありません。なんとかして「ハリボテシステム」を回避する方法を考えましょう!

さて、PM君はスケジュールの遅延・追加費用発生といった大ピンチをどうやって切り抜けるのでしょうか?

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