《ステップ・バイ・ステップガイド》
PM:え、だって、基本設計は大事でしょ? それに、多少の遅れは、次の段階でリカバーすればいいじゃないですか。
アドバイザー佐野:リカバーって、言うほど簡単にできるものじゃありません。とりあえず、ガントチャート(要件定義を行なう際、プロジェクト開始から納期までのスケジュールを工程ごとにグラフ状に表現したもの)をここに出してごらんなさい!!
PM:はっ、はいっ。これですっ。
| Fig. 1 A社のガントチャートと現在の値(画像クリックで拡大) |
|---|
![]() |
アドバイザー佐野:これは要件定義で決定した、当初のガントチャートですね? いま、どのフェーズまで進行していますか?
PM:はい、基盤システムの基本設計があとちょっと……。そういえば、X社のシステムインテグレータからは「技術的な議論ばかりしていても構築は進みませんから、スケジュールの見直しをしませんか? 技術的な質問はメールでやり取りしませんか?」ってずっと言われていたんですよね。
アドバイザー佐野:ふむ。では、さっそくスケジュールの見直しをして見ましょうか。現時点を★印で示すとココ。まだ基本設計の段階だから、きっとこのぐらいは、さらに遅れますね。……きゅっきゅっきゅっと……線を引いていくと……
| Fig. 2 A社のプロジェクト進行予測図(画像クリックで拡大) |
|---|
![]() |
アドバイザー佐野:ほら、このままではシステムの納期が5週間(1.25カ月)遅れます。ということは、エンジニア1人月100万円×4人×1.25月=500万円の追加経費発生です。遅れを取り戻すためには「残りのフェーズから、5週間分の作業時間を切り詰める」必要があります。
PM:ご、5週間も遅れる、500万円……でも、後の工程を前倒しすれば何とかなるでしょう?
|
|
||||
|
|
|
|
|
|
|
|
||||