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コラム

《ステップ・バイ・ステップガイド》

佐野 央の
社内システム導入を成功させる方法

2005年7月18日  文●佐野 央

Step 3
社内調整編
~どんなに忙しくても参加していただきます!~(2/3)




●経営者の視点でシステム導入を考える

アドバイザー佐野:ところで、今までシステムを利用する人たちの話ばかりでしたが、お金を出してくれる人たち、つまり経営陣について考えたことはありますか?

PM:ウチの社長ならたぶん大丈夫ですよ。システムの見直しだって社長が言いだしっぺだし、きっと予算の心配はないと思いますよ。

アドバイザー佐野:思います? 確認したわけではないのね。

PM:えぇ、まぁ。それにしても、なぜ経営陣の話なんかするのですか? 今、ミーティングの出席率の話をしているのに、それとどういう関係があるのですか?

アドバイザー佐野:ふふ、経営陣から正式にGOサイン、つまり承認を取り付けることで、プロジェクトを全社的な取り組みとしてしまうんですよ。

PM:なるほど! 全社的な取り組みにすることで各部門を巻き込んでいく、「将を射んと欲すればまず馬を射よ」作戦ですね!

アドバイザー佐野:例えが逆では……

PM:そういえば、予算の話はぜんぜんしていなかったです。

アドバイザー佐野:では、いい機会なので予算について考えてみましょうか。プロジェクトの予算を引き出すためには、スポンサーである経営陣に「なぜ、今、システム導入が必要なのか」ということを知ってもらう必要があります。

PM:はい、それは先週作った対比表を確認してもらえばいいかな、って考えています。

アドバイザー佐野:それだけではだめです。経営陣には経営陣の視点があるのですから。

PM:経営陣の視点?

アドバイザー佐野:そうです。経営陣の主な仕事は「企業の運営方針や、事業計画・事業戦略を練り、決定する」ことです。当然システム導入についても、こういったポイントで判断することになります。事業計画・戦略において、システム導入がどれだけ効果的であるか、ということをしっかりと経営陣に伝える必要があります。もし貢献度が低いと判断されれば、承認を取り付けることはできません。

PM:ふむぅ、説明をする側も、事業計画や戦略と、システム導入の関わりを意識する必要があるんですね。

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