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コラム

《ステップ・バイ・ステップガイド》

佐野 央の
社内システム導入を成功させる方法

2005年9月29日  文●佐野 央

最終回
次のステップを目指して(2/3)




●運用サービスを購入するのもひとつの方法

PM:でも、運用・保守のために外注のエンジニアを雇うだけの余裕はうちにはないと思います。

アドバイザー佐野:このようなサービスの中には、A社でトラブルが発生したときだけ対処方法を問い合わせする窓口を提供するものや、サービスを提供する会社からA社のシステムを24時間365日遠隔監視し、状態を通知・レポートするなど、さまざまな種類がありますよ。

PM:うちに代わってシステムの面倒をみてくれる専任のエンジニアを必要としないサービスがあるということですね?

アドバイザー佐野:そうです。また、トラブル発生時だけではなく、ユーザーアカウントの管理、ソフトやOSの修正プログラムパッチ、セキュリティアップデートの配信といった、日次・週次・月次の作業を代行してくれるサービスもあります。

PM:そういったサービスは高額なのではないでしょうか?

アドバイザー佐野:内容によっては高額なサービスもあるでしょう。しかし、システムの正常稼動を維持することは非常に重要です。例えばA社の在庫・受注システムが何らかの理由で停止、それも長期間に渡ってしまった場合を考えると……

PM:取引は混乱してしまうわけだから、発注ミスなど発生するかもしれない――そうすると、A社の信用にも関わるし、それによって受ける損失も大きい。

アドバイザー佐野:それから、システム管理を兼任した社員の負担も考えられます。キャパシティを越えた大きな負荷がかかるようでは、モチベーションも業績も下がってしまいますからね。このような点で不安材料がある場合は、運用・保守サービスを購入するのもひとつの方法です。

PM:サービスの価格と内容、システム停止による損害額、社員の作業負荷のバランスを見て、自社にあったサービスの購入を検討すればいい、ということですね。これは経営陣を説得してみる価値はありそうだな。

アドバイザー佐野:なんなら、これから先、PM君が専任のシステム管理者に任命されることを視野に入れて、サービスを利用しながらPM君自身のスキルを磨く、なんてどうですか?

PM:……そ、それはちょっと。

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