アスキービジネス

ホーム > アスキービジネス > エンタープライズ

エンタープライズ

コラム

《ステップ・バイ・ステップガイド》

佐野 央の
社内システム導入を成功させる方法

2005年9月5日  文●佐野 央

Step 10
サービスインへのカウントダウン
~システムの運用テスト(2/3)




●既存システム利用者の観点でシステムをテストする

PM:(がぁん)システムは、構築が終わるまでは、“使い物になるかどうか全然分からない”ってことなのですね。あんなにいろいろな人と話し合い、がんばって作り上げたシステムなのに、こんな落とし穴があったなんて!

アドバイザー佐野:な、なにもそこまで悲観的にならなくても。運用テストに至るまでの各フェーズがしっかりしていれば、「まったく使い物にならないシステム」なんて、そうそうできあがるものではありません。

PM:そうですよね、動作なら今までテストしていますし。

アドバイザー佐野:ただし、運用テストには、今までのテストと決定的に違う点があります。

PM:決定的に違う?

アドバイザー佐野:では、今までのテストと、運用テストを図で比較してみましょう。

単体・結合テスト
【図1】単体・結合テスト
単体テストでは、特定のサーバやアプリケーションについて、設定/想定したとおりに動作するのかを確認する。
【図2】運用テスト
【図2】運用テスト
実際の運用環境に持ち込んでテストすることで、今まで予測できなかった重大問題を発見することができる。また、既存環境やユーザーへの影響、使い勝手といった情報を収集することで、サービスインまでに「より使いやすいシステム」へとチューニングすることが可能になる。

アドバイザー佐野:今までのテストの目的は、「新しく構築したシステムが設計どおりに動作する」かを確認することだったので、新しく作ったサーバ上、または運用環境に似せた検証環境で十分確認が可能でした。

PM:それに引き換え、運用テストでは新システム、既存システム、ユーザーが重なり合ったり、線でつながったりした図になっていますね。

アドバイザー佐野:そこが今までのテストと決定的に違う点なのです。単体ではうまく動作しても、このようにさまざまな要素が絡み合わさると、それぞれが干渉しあって、想定外の結果が出る場合があるのです。

PM:そうか。すべての要素を含んだ実際の環境で、「既存システムとの連携」「ユーザーが期待した動作とのズレ」「新システム自体の動作」を確認しよう、というのが運用テストの目的なのですね。

アドバイザー佐野:そのとおりです。

PM:新規・既存システム利用者の期待といった要素を合わせた総合テスト。バレーボールでいったら三位一体攻撃ってところでしょうか?

アドバイザー佐野:はいはい、無理に例えなくてけっこう。

戻る次へ

佐野 央の「社内システム導入を成功させる方法」トップへ佐野 央の「社内システム導入を成功させる方法」トップへ

アスキービジネスのおすすめ
登録は無料!今すぐ登録する方はこちらから 利用者登録がお済みの方はこちらからログインできます
最新ニュース

| ASCII.jp | デジもの | Mac/iPod | 自作PC | 科学技術 | ゲーム・ホビー | 話題 | 情報システム | ビジネス |

| 価格比較 | Microsoft | キャリア | SaaS・ASP | VPN | SHARP | Panaspot | 富士通 | 住まい情報局 |

| EPSON DIRECT | Wireless Gate | アキバ | ムービーフラッシュ | SpeedGun | デジタル用語辞典 | Blogmag | アスキー365 |

サイトポリシー | プライバシーポリシー | 運営会社 | お問い合わせ