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コラム

佐野 央の
プチ管理者は本日も大忙し

2006年5月23日  文●佐野 央

Case 9
わざわざ現地に行かなくても……(3/4)




■実際にやってみる:リモートアシスタンスを利用する

アドバイザー佐野:それじゃ、検証をしてみましょう! 今回の検証環境と、項目は以下のとおりです。

■検証環境
テストドメイン: r-sya.local
テスト用クライアントPCとユーザーアカウント:
 RD001/Administrator、
 RD004/YujiT (Windows XP Service Pack 2)
メールソフト: Outlook Express

■検証項目
1. リモートアシスタンスを安全に利用できる環境を作成する
2. 電子メールを利用して、RD004/YujiTからの招待(サポート
要求の送信)を、RD001/Administratorが受諾し、RD004/YujiT
のサポートを開始する

豆アド:佐野さん、わざわざ「電子メールによる」と断っているということは、他にも方法があるのですか?

アドバイザー佐野:Windows Messengerを利用することもできますよ。

プチアド:それから、検証項目の中に「1. リモートアシスタンスが安全に利用できる環境を作成する」というものがありますが……。

豆アド:リモートアシスタンスを使えるように設定するだけではなく、他に何か必要な要素があるのですか?

アドバイザー佐野:そうです。リモートアシスタンスを利用するには、TCP 3389ポートを開放する必要がありますが、開放しただけでは、今度はこのポート経由で外部から侵入されてしまう危険性があります。

プチアド:ええっ! 佐野さん、そういう大事なことは早く言ってください。まさか、リモートアシスタンスは危険な機能だから本当は使わない方がよい、なんてオチじゃないですよね。

アドバイザー佐野:やれやれ、プチアド君ったら。見知らぬ誰かに侵入されないよう、いくつかのポイントを確認し、アクセス権やネットワークを適切に設定しておくことは、共有フォルダ(ファイルサーバ)を作成するときにだってしたことでしょう?

プチアド:あ、そうか。

アドバイザー佐野:リモートアシスタンスも同様、いくつかのセキュリティ設定が必要になってくるわけです。まずは、リモートアシスタンスでの接続を許可するIPアドレスのスコープ(範囲)を設定します。今回は、Windows ファイアウォールでリモートアシスタンスのTCP 3389 ポートの開放とスコープの設定を同時に行なってみましょう。なお、実際のポート設定は、利用しているネットワーク機器やパーソナルファイアウォール、企業のセキュリティポリシーなど、さまざまな要因に依存します。設定方法やポートの開閉は、それらに従ってきちんと管理するように注意してください。

豆アド:はい! ええっと、Windows ファイアウォールってことは、[スタート]-[コントロールパネル]-[Windows ファイアウォール]を起動して、と(画面1)。

RD004のWindowsファイアウォールの設定
画面1●RD004のWindowsファイアウォールの設定(画像クリックで拡大)

アドバイザー佐野:それだと、1台1台設定する必要がありますよ。せっかくActive Directory 環境なのですから……。

プチアド:おおっ、もしかして、ここでもグループポリシーが利用できるのですね!!

アドバイザー佐野:そうです。GPMC(グループポリシー管理コンソール)の使い方は、もうばっちりですね( Case 4 )。ポリシーの設定は次の箇所です。

■ポリシーの種類
Default Domain Policy [r-sya.local ]ポリシー

■場所
[コンピュータの構成]-[管理用テンプレート]-
[ネットワーク]-[ネットワーク接続]-
[Windows ファイアウォール]-[ドメインプロファイル]

■設定項目
Windows ファイアウォール:リモート管理の例外を許可する

Active Directory ドメインベースのグループポリシーを
利用したWindows ファイアウォールのスコープ設定(画面2)。
①を選択すると、リモートアシスタンスが利用できるように
なる。②を設定すると、リモートアシスタンスで接続ができる
IPアドレスの範囲を決定できる(既定値では、インターネット
上も含め、すべてのコンピュータから接続できる設定になって
いる)。

Windows ファイアウォールのスコープ設定
画面2●Windows ファイアウォールのスコープ設定

プチアド:ええっと、これでいいかな。即座にポリシーを適用したいので、gpupdate /force コマンドを実行しますね。

豆アド:次はいよいよ「2. 電子メールを利用して~」か。ええっと、電子メール、電子メール…っと。あ、あれ? 電子メールでどうやって招待するのですか? Administrator宛に「助けてください!」って書いたメールを出すとか?

アドバイザー佐野:ま、まさか(苦笑)。電子メールによる招待は次のように送信します。

■電子メールによる招待の送信手順
1. RD004の[スタート]メニューから[ヘルプとサポートセンター]を開く。

2.[ヘルプとサポートセンター]のメニューバーから[サポート]をクリックする。

[ヘルプとサポートセンター]のメニューバーから[サポート]をクリックする
[ヘルプとサポートセンター]のメニューバーから[サポート]をクリックする(画像クリックで拡大)

3.[リモートアシスタンス]画面で、[友人からのヘルプ]をクリックする。

[リモートアシスタンス]画面で、[友人からのヘルプ]をクリックする
[リモートアシスタンス]画面で、[友人からのヘルプ]をクリックする(画像クリックで拡大)

4.[友人を招待する]をクリックする。

[友人を招待する]をクリックする
[友人を招待する]をクリックする(画像クリックで拡大)

5.[または電子メールを使用します]のテキストボックスにAdministratorの電子メールアドレスを入力し、[この人を招待する] をクリックする。

[または電子メールを使用します]のテキストボックスにAdministratorの電子メールアドレスを入力し、[この人を招待する] をクリックする
[または電子メールを使用します]のテキストボックスにAdministratorの電子メールアドレスを入力し、[この人を招待する] をクリックする(画像クリックで拡大)

6.[リモートアシスタンス電子メールで招待を送ります]画面で、必要に応じてメッセージを入力、[続行]をクリックする。

[リモートアシスタンス電子メールで招待を送ります]画面で、必要に応じてメッセージを入力
[リモートアシスタンス電子メールで招待を送ります]画面で、必要に応じてメッセージを入力、[続行]をクリックする(画像クリックで拡大)

7.[招待に期限を設定する]で招待を受け入れるまでの時間を、[受信者にパスワードの使用を要求する]でAdministratorに対する接続時のパスワードを設定し、[招待の送信]をクリックする。

[招待に期限を設定する]で招待を受け入れるまでの時間を、[受信者にパスワードの使用を要求する]でAdministratorに対する接続時のパスワードを設定
[招待に期限を設定する]で招待を受け入れるまでの時間を、[受信者にパスワードの使用を要求する]でAdministratorに対する接続時のパスワードを設定し、[招待の送信]をクリックする(画像クリックで拡大)

8.[プログラムがユーザーの代わりに次の電子メールメッセージを送信しようとしています]という警告が表示されたら、[送信]をクリックする。

[プログラムがユーザーの代わりに次の電子メールメッセージを送信しようとしています]という警告が表示されたら、[送信]をクリックする
[プログラムがユーザーの代わりに次の電子メールメッセージを送信しようとしています]という警告が表示されたら、[送信]をクリックする

9.[招待は正常に送信されました]という画面を確認し、終了。

[招待は正常に送信されました]という画面を確認
[招待は正常に送信されました]という画面を確認し、終了(画像クリックで拡大)
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