豆アド:リモートツールって、何か特別なアプリケーションやハードウェアが必要なのですか?
プチアド:それならダメダメ、会社におねだりしても、そう簡単に稟議は通りませんからね。第一、今すぐ実現できないし。
アドバイザー佐野:ふふふ、Windows XPやWindows Server 2003 にはリモートツールが標準搭載されています。ここでざっくりと、それぞれの特徴を比較してみましょうか。
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| 表1●Windows XP/Server 2003のリモートツール(画像クリックで拡大) |
プチアド:へぇ、こんな機能が標準で搭載されているのか。それに、Windows Server 2003 とWindows XP では搭載されているリモートツールが異なるのですね。やっぱり機能も異なるのですか?
アドバイザー佐野:はい。今回は「ヘルプデスク業務」に特化したものということで、Windows XPについてのみ説明しますが、Windows Server 2003のリモートツール(ターミナルサービス)もサーバメンテナンスに役立つツールです。時間があるときにでも、マイクロソフトの技術情報に目を通しておくといいでしょう。※1
※1 Windows Server 2003 ターミナル サービス
IT プロのためのテクニカル リソース
http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/
windowsserver2003/technologies/terminal/default.mspx
豆アド:Windows XP には、「リモートアシスタンス」と「リモートデスクトップ」の2つのリモートツールがありますね。
プチアド:ふぅむ。資料を読むと、マイクロソフトは、リモートアシスタンスを「ヘルプデスク担当者などの支援者が、ユーザーを支援する際に使用するため」、リモートデスクトップは「自宅や外出先からオフィスの自分のPCに接続して作業するため」のツールと位置づけているようですね。
アドバイザー佐野:この2つのリモートツールは、接続の仕方がちょっと違います。仮に、プチアド君のPCを「A」、W部長のPCを「B」とし、AからBへ接続する、と仮定してみましょう。リモートアシスタンスでは、プチアド君はAの画面から、W部長と同じBの画面を見ることができます。また、チャットを利用してW部長に操作指示を出すことも、適切な権限を持っているならBを制御することも可能です(図2)。
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| 図2●リモートアシスタンスでは、プチアド君とW部長がW部長のPC画面を共有することができる。 |
豆アド:ふむふむ。では、リモートデスクトップは?
アドバイザー佐野:リモートデスクトップの場合は、プチアド君がAを経由して、Bにログオンし、Bのアプリケーション、HDD、プリンタ、シリアルポートなどを操作することができます。ただし、同時にログオンできるのは1人に制限されるため、W部長はプチアド君がBにログオンしている間、Bを利用することができません(図3)。
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| 図3●リモートデスクトップでは、プチアド君が接続を開始すると、W部長はログオフされ、プチアド君がログオンした状態になる |
豆アド:簡単に言うと、プチアド先輩がW部長を追い出して、Bを乗っ取ってしまう、ということですね?
アドバイザー佐野:ま、そういうことですね。リモートデスクトップは、「会社のデスクトップPCにしかインストールしていないアプリケーションを、出張先のノートPCから利用する」なんてときに便利な機能です。
プチアド:一方のリモートアシスタンスは、同時に同じ画面を確認しながらチャットで会話(操作指示)ができるため、ヘルプデスク業務に最適というわけか。