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| イラスト:平松ひろし |
豆アド:いやぁ、プチアド先輩、「セキュリティ対策委員会」は盛り上がりましたねぇ。「昨今マスコミを騒がす情報漏えい問題は、内部からの漏えいであると言われています。そこで……」――あ、あれ?
プチアド:あーもう、豆アド君、営業部長のモノマネなんかしなくていいよ。まったく部長ったら調子良すぎてこまっちゃうよ。先月のミーティングでもまったく同じセリフを言っていたじゃないか…ブツブツブツブツブツ…。
アドバイザー佐野:こんにちはー!
豆アド&プチアド:あっ、佐野さん、こんにちは。
アドバイザー佐野:さっきそこで営業部長に会いましたよ! またまたなにか新しいセキュリティ対策を考えているんですって?
プチアド:ええ、そうです、そうですとも。また言い出しっぺは営業部長で、実際の対策手段を考えるのは僕らなんです。あーあ、委員会で提案するのなら、その実現方法もちゃんと確認して、事前に僕らに相談してほしいよ、ホントに…ブツブツブツブツブツ…。
豆アド:(ひそひそ)佐野さん、プチアド先輩って、けっこうネガティブ思考なんですね。
アドバイザー佐野:ただ単によく分からない仕事が増えて面倒くさいだけでしょ。ま、いつものことだし、気にしない気にしない。それより、今回のリクエストはどのような内容だったの?
豆アド:はい。営業部長いわく、「情報漏えいと改ざん対策を防ぐために、RD社のデータが不正に利用されていないか、サーバの利用状況を監視、記録してはどうだろうか」と。
アドバイザー佐野:ほほぅ、システムを監査しよう、ってことですね。
プチアド:だけど佐野さん、いくらシステムを監査したところで、情報漏えいの張本人が分かる程度でしょう。犯人が分かっても、データが流出した後では意味がないのでは?
アドバイザー佐野:やれやれ、システムの監査は情報漏えいの犯人探しのためだけにあるのではないのですよ。不正が行なわれることを事前に食い止めるためにも必要なのです。
プチアド:へ? 事前に食い止めるためにも、ですか?