アドバイザー佐野:こんにちはー! プチアド君、おもしろいIT事件はないですか? あれ、何も起こってないの? それなら帰っちゃおうかなぁ。
プチアド:なっ、なんてことを。(ひそひそ)な、豆アド君、言ったとおりだろう?
豆アド:(ひそひそ)えぇ、お話のとおりの方ですね。
アドバイザー佐野:2人とも、しっかり聞こえていますよ。ところで、こちらの方は初お目見えですね。
豆アド:はい! 新人管理者の豆アドです、よろしくお願いします。佐野さんのことは、先ほどプチアド先輩からいろいろ伺いました。何でもウチでIT トラブルが発生すると、あからさまに楽しそうな顔でトラブルシュートを手伝ってくださるので、ありがたい反面、すごーくすごーく憎たらしいとかって……。
プチアド:あわわ、そんなことより、佐野さん、今日はトラブルも発生していないし、たまにはコーヒーを飲みながら雑談、なんていうのはいかがですか?
アドバイザー佐野:今、なにか聞き捨てならぬ発言があったようですが、きっと気のせいですね。で、雑談って、何の話?
プチアド:ほっ……ちょうど豆アド君にRD社のシステム管理業務についていろいろと話していたところなのです。
豆アド:RD社は、R社とD社が合併してできた会社で、現在のIT環境も、R社のActive Directory にD社のワークグループが吸収される形でできたってところまで教わりました。ところでプチアド先輩、Active Directoryっていったい何ですか?
プチアド:あ、Active Directory っていうのは、ええと、つまり、クライアントやユーザーを一元管理する仕組みのことで、ワークグループはそれができなくて…つまり、その、Active DirectoryならIT機器や、それを使うユーザーの情報をバーッと一カ所に集めて、グループポリシーなんかで、ダーッと同じ設定を強制できるんだ。
豆アド:は、はぁ…バーッと、ダーッと、ですか。
プチアド:そ、そうそう、バーッと、ダーッと----あ、あれ? 佐野さん、眉間にものすごく深いしわが……まるで般若のお面みたいですよ、どうしたんですか?
アドバイザー佐野:い、いえ、少しめまいがしたもので。そうか、プチアド君は突然IT管理者になったので、Active Directoryについて断片的な知識しかないのですね。よし、2人とも! 今日はActive Directoryの一元管理について、概要を理解することにしましょう。