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| イラスト:平松ひろし |
アドバイザー佐野:プチアド君、こんにちは! RD社のシステム統合は順調に進んでいますか?
プチアド:あ、佐野さん、いらっしゃい! 旧D社のActiveDirectory への移行、それにファイルサーバの統合は、先週の土・日曜日の休日出勤でなんとか終了しました。スノーボードシーズンに代休取れそうなので、むしろラッキーかも、と思っていたのですが……。
アドバイザー佐野:ですが? くんくん、なにやらトラブルのニオイがしますね。
プチアド:はい。昨日になって新たな問題が発生したのです。実は、旧R社のユーザーから「ファイルサーバD-Files上にデータを保存しようとしたら、“ディスク容量がいっぱいです”とサーバに拒否された。何とかしてくれ」という苦情の電話があったんです。
アドバイザー佐野:ありゃりゃ、統合後、さっそくディスク容量不足ですか。
プチアド:サーバ統合直前に、両社のファイルサーバのディスク利用状況は確認済みだし、それを元に、十分なディスクを搭載したはずなのです。なにしろ、統合直後はD-Filesの共有ディスクは、160GB以上余裕があったのです。ところが、連絡をもらってあわててD-Filesを確認してみると、共有フォルダ用のディスクの残容量が、あと1GBしかないのです。
| 図1●旧R社とD社のサーバ4台を「D-Files」「R-Files」の2台に統合し、ハードディスクを増設したのだが……(画像クリックで拡大) |
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アドバイザー佐野:ということは、ここ数日間で、誰かが大量のデータをファイルサーバに保存して、ディスクをパンパンにしてしまったのですね。
プチアド:そうなんです! で、調査してみたところ、金曜日の昼から夜にかけて、かなりの量のデータがファイルサーバ上に保存されていたのです。
アドバイザー佐野:ふぅむ、で、いったい全体、その大きなファイルはなんだったのですか?
プチアド:それが、どうやら5、6人の旧D社ユーザーが、システム統合作業のタイミングに合わせて、今使っているPCのデータをそっくりそのままD-Files上にバックアップとして退避させたらしいのです。1人につき20~25GBぐらいかなぁ。
アドバイザー佐野:ありがちな話ですね。
プチアド:さらに、「データが保存できません」って報告してきた旧R社のユーザーも、すごい量のデータをD-Files上に保存しようとしていたことが分かりました。旧社時代のプロジェクトのデータを新しいチームでも共有しようと、別の共有フォルダにまるまる再登録していたのです。
アドバイザー佐野:これもまた、ありがちな。新体制に合わせて分散していたデータを1カ所にまとめて、協業しやすくしようとしたのですね。
プチアド:ええ、そんなこんなでD-Filesは突然容量不足になってしまったのです。
アドバイザー佐野:こりゃぁ、可及的速やかに対処する必要がありますな。
プチアド:――佐野さん、その言いっぷり……さてはおもしろがっていますね?
アドバイザー佐野:い、いえ、そんな(汗)。それにしても、ディスク容量の不足は資産の無駄遣いであるだけではなく、システム自身にも悪い影響を及ぼします。今回は「利用者の意識改革」と「ディスククォータによる容量制限」の2点から、ファイルサーバ活用方法の見直ししていきましょう。