アスキービジネス

ホーム > アスキービジネス > エンタープライズ

連載コラム

コラム

佐野 央の
プチ管理者は本日も大忙し

2005年12月16日  文●佐野 央

Case 2
組織変更でてんてこ舞い(3/4)




■実際にやってみる:ユーザーの登録と変更

プチアド:こんなにいっぱいツールがあるとなると、結局R社の作業では、どのツールを使ったらいいんでしょうか。

アドバイザー佐野:新規ドメインに新規ユーザーアカウントを大量追加するような場合なら、Excelでざくざくっと設定用ファイルが作れて、プロパティまで細かく決められるcsvdeが便利でしょう。初期アカウント付でアカウントを作成したいなら、dsaddかスクリプトファイル、既存のアカウントのパスワードを変えたいという程度なら、net user コマンドが一番簡単じゃないかな。

プチアド:……なんだかこんがらがってきました。

アドバイザー佐野:それでは、まず検証環境と検証項目を決定したあとで、R社ではどのツールを利用すべきか検討してみましょう。

プチアド:はい。検証環境はなるだけR社の実際の環境に似せて作るのがいいですね。Active Directoryは、こうで、と。ええと、 組織変更表(表1) を元にActive Directory上のユーザーの登録場所を決めて、と――

種類 名称 利用目的
OU AdminsOU システム管理者用
EmpleyeerOU 正社員用
TempOU アルバイト用
 
グループ Agroup 管理本部用セキュリティグループ
Dgroup 商品開発部用セキュリティグループ
Sgroup 営業本部用セキュリティグループ
Mgroup 製菓製造本部用セキュリティグループ
表3-2●検証項目(クリックで拡大)
検証項目

アドバイザー佐野:それではこの表を基に、新規アカウントの追加作業をしてみましょう。

プチアド:それじゃ、まずはスクリプトを作成してみよう。先ほどのスクリプトセンターのサンプルを組み合わせて、テキスト形式で記述すればいいですね? アカウントの追加、有効化、パスワード設定、グループ参加、と。こ、こんな感じでしょうか? 1件分だけでもけっこう記述のボリュームがありますね。

アドバイザー佐野:できあがったら拡張子を vbs として保存してくださいね。

プチアド:ええっと、はい、できました。

リスト1●新アカウントの追加スクリプト


; 青木沙耶香のユーザーアカウントを作成、AdminOU に参加させる
Set objOU = GetObject("LDAP://OU=AdminOU,dc=r-sya,dc=local") 
Set objUser = objOU.Create("User", "cn=青木沙耶香") 
objUser.Put "sAMAccountName", "SayakaA" 
objUser.Put "sn", "Aoki"
objUser.Put "givenName", "Sayaka"
objUser.Put "userPrincipalName", "sauala-a@r-sya.local"
objUser.Put "company", "RD"
objUser.Put "department", "庶務課"
objUser.SetInfo 

; ユーザーアカウントを有効化
Set objUser = GetObject _ 
  ("LDAP://cn=青木沙耶香,OU=AdminOU,dc=r-sya,dc=local")  
objUser.AccountDisabled = FALSE 
objUser.SetInfo 

; ユーザーアカウントに初期パスワードを設定、初回ログオン時、
; パスワードの変更を強制する
objUser.SetPassword "Secret0001!"
objUser.pwdLastSet = 0 
objUser.SetInfo

; ユーザーアカウントを、Agroup に参加させる
Const ADS_PROPERTY_APPEND = 3
 
Set objGroup = GetObject _
  ("LDAP://cn=Agroup,dc=r-sya,dc=local")  
 
objGroup.PutEx ADS_PROPERTY_APPEND, "member", _
    Array("cn=青木沙耶香,OU=AdminOU,dc=r-sya,dc=local")

objGroup.SetInfo
	  

アドバイザー佐野:ふむふむ、まず、(1)新規にユーザーアカウントを作成し、(2)次にそのアカウントを有効化、(3)パスワードの設定を行なった後に、(4)グループへ参加させる、と。問題なさそうですね、それでは早速検証用ドメインコントローラ上で実行してみましょう! クリック!クリック!

プチアド:あ、あれ、もう実行されたの?

アドバイザー佐野:まぁ、今回は処理の終了を知らせる設定はしていませんからね。では、[Active Directory ユーザーとコンピュータ]を確認してみましょう。ちゃんと青木沙耶香さんのアカウントが、プロパティも含めてちゃんと登録されていますね(画面1)。

画面1●[Active Directory ユーザーとコンピュータ]画面でアカウントが登録されたかどうか確認する。
[Active Directory ユーザーとコンピュータ]画面でアカウントが登録されたかどうか確認する。
戻る次へ

佐野 央の「社内システム導入を成功させる方法」トップへ佐野 央のプチ管理者は本日も大忙し

アスキービジネスのおすすめ
登録は無料!今すぐ登録する方はこちらから 利用者登録がお済みの方はこちらからログインできます
最新ニュース

| ASCII.jp | デジもの | Mac/iPod | 自作PC | 科学技術 | ゲーム・ホビー | 話題 | 情報システム | ビジネス |

| 価格比較 | Microsoft | キャリア | SaaS・ASP | VPN | SHARP | Panaspot | 富士通 | 住まい情報局 |

| EPSON DIRECT | Wireless Gate | アキバ | ムービーフラッシュ | SpeedGun | デジタル用語辞典 | Blogmag | アスキー365 |

サイトポリシー | プライバシーポリシー | 運営会社 | お問い合わせ