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連載コラム

コラム

佐野 央の
プチ管理者は本日も大忙し

2008年1月29日  文●佐野 央

Case 15
ファイルサーバの棚卸し~フォルダ-アクセス権マップの生成(2/5)




解決策:
Visio 2003 フォルダ-アクセス権マップの生成


アドバイザー佐野:やだ、二人ともきょとんとしちゃって。

豆アド:だって、棚卸しって「現在ある在庫(現物)を実際に調べてみて、帳簿上の在庫と照合する作業」のことですよね?

アドバイザー佐野:えぇ、そうですよ。その話を、そっくりそのまま今やっている作業に置き換え……。

豆アド:あっ、そうかぁ!ファイルサーバ上のデータのありようを「実際に目で確認」しているから、ファイルサーバの棚卸かぁ。へぇぇ、うまいこと言うなぁ(図1)。

ファイルサーバー上のデータ取り扱い状況が現状にマッチしているかを確認する「ファイルサーバーの棚卸し」
図1●ファイルサーバー上のデータ取り扱い状況が現状にマッチしているかを確認する「ファイルサーバーの棚卸し」(画面クリックで拡大)

プチアド:なぁにのんきなこと言っているんだよ、豆アド君は。今週中に共有フォルダのリストをまとめなくちゃいけないんだぞ。

豆アド:先輩、そんなカリカリしたって作業ははかどりませんよ。あ、そうだ! 佐野さん、そのファイルサーバの棚卸作業ってやつを、ちゃちゃっと済ます方法、何かないですかね。こう、「スイッチオンで全自動」的な、かっこいい無償のツールかなんか。

アドバイザー佐野:もちろんありますよ。

プチアド:えーっ、どうしてそれを今まで黙っていたのですか? まったくひどい人だ!

アドバイザー佐野:え? ひ、ひどい?? 質問されたの、今が初めてなのに。

豆アド:まま、佐野さん、気にしない気にしない。そんなことより早く技を教えてくださいよ!

アドバイザー佐野:え、ええっと、共有フォルダのさまざまな情報を収集するためには、スクリプトを利用……

プチアド&豆アド:えーっ、スクリプトの作成するのですかぁ(がっくり)!?

アドバイザー佐野:2人とも、話は最後まで聞く! ええと、スクリプトを使う方法もあるのですが、今回は共有とNTFSのアクセス権がわかればいいのですよね? なら、Visioのアドオンツール、「フォルダ-アクセス権マップツール」を利用しましょう。

豆アド:やった!アドオンツールだ!もちろん無償ですね。

アドバイザー佐野:相変わらず現金ですね。それでは気を取り直して、このツールの概要説明に取り掛かりましょう。このツールは、ファイルサーバの共有フォルダに設定されたNTFSアクセス権と共有アクセス権の情報を、VisioまたはExcelに出力するためのものです。次の表は、このツールを利用するためのシステム要件です。

表1-1●Active Directoryで公開している共有フォルダを自動選択する場合

ネットワーク環境
  Active Directory
対象ファイルサーバ
  OS: Windows 2000 Server Service Pack 4
Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2
管理コンソール
  OS: Windows 2000 Professional Service Pack 4
Windows XP Service Pack 1 以降
コンポーネント: .NetFramework1.1 SP1 以降
アプリケーション: Visio 2003 Professional または Standard
Excel 2003
※追加コンポーネントとして .NET プログラミング サポート が必要



表1-2●共有フォルダをUCNで指定する場合

管理コンソール
  OS: Windows 2000 Professional Service Pack 4
Windows XP Service Pack 1 以降
コンポーネント: .NetFramework1.1 SP1 以降
アプリケーション: Visio 2003 Professional または Standard
Excel 2003
※追加コンポーネントとして .NET プログラミング サポート が必要

共有アクセス権を取得するには、対象共有フォルダへの参照権、ローカルマシンの管理者権限が必要です。
NTFS アクセス権を取得するには、対象共有フォルダへの参照権が必要です。



プチアド:おや? 佐野さん、システム要件に最新バージョンの「Visio 2007」が含まれていないようですが……Visio 2007では動かないのでしょうか?

アドバイザー佐野:現在、マイクロソフトのホームページでは「対応Visioバージョン:Visio 2003」と謳っていますし、動作保証もしていないようです。ですが、私が試してみた範囲では、一部表示に違いはあれ、Visio 2007でも使えそうでした。

豆アド:へぇぇ、このツールはファイルサーバがActive Directoryで管理されている/いないに関係なく利用できるのですネ。

アドバイザー佐野:はい。ワークグループでもOKですよ。Active Directoryで管理・公開されている共有フォルダのほうが、より簡単にアクセス権の設定状況を確認することができますけどね。ま、このあたりの説明は、実際の画面を見ながらのほうが分かりやすいかと思います。

プチアド&豆アド:じゃ、さっそく検証して見ましょう!

アドバイザー佐野:ちょっと待って! 1つ注意点が。フォルダ-アクセス権マップツールをインストールするには、「.NET プログラミング サポート」というVisio標準の追加コンポーネントが必要です。そして、この .NET プログラミング サポートは、.Net framework 1.1 SP1以上がインストール済みの環境でしか追加できません(図2)。

(1)と(2)は、[プログラムの追加と削除]から[変更]を実施し、Visio 2003の機能追加を実行した画面。(1)には見当たらなかった .NET プログラミング サポートも、(3)Net Framework 1.1 SP1以上をインストールすることで、追加コンポーネントとして選択できるようになる。
図2●(1)と(2)は、[プログラムの追加と削除]から[変更]を実施し、Visio 2003の機能追加を実行した画面。(1)には見当たらなかった .NET プログラミング サポートも、(3)Net Framework 1.1 SP1以上をインストールすることで、追加コンポーネントとして選択できるようになる。(画面クリックで拡大)

豆アド:えぇと、「.NET プログラミング サポート」をインストールするには……。

アドバイザー佐野:インストールの順番は、 (1).Net Framework、(2)Visioの順番で、追加コンポーネントとして .NET プログラミング サポートを選択する! この手順なら、絶対間違いありません(笑)。

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