リスト1●インストールマネージャにて作成した応答ファイル(再掲)
;SetupMgrTag
[Data]
AutoPartition=1
MsDosInitiated="0"
UnattendedInstall="Yes"
[Unattended]
UnattendMode=FullUnattended
OemSkipEula=Yes
OemPreinstall=Yes
TargetPath=winnt
[GuiUnattended]
AdminPassword="xxxxxxxxx"
EncryptedAdminPassword=NO
OEMSkipRegional=1
TimeZone=235
OemSkipWelcome=1
[UserData]
ProductKey=xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx
FullName="RD"
OrgName="RD"
ComputerName=*
[TapiLocation]
AreaCode=03
[SetupMgr]
ComputerName0=pc001
ComputerName1=pc002
ComputerName2=pc003
DistFolder=d:\winxp
DistShare=winxp
[Identification]
JoinWorkgroup=WORKGROUP
[Networking]
InstallDefaultComponents=Yes
プチアド:先ほどウィザードで設定したプロダクトキーや会社名、ロケーションについての記述がありますね。無人インストールはこの値を利用するのですか?
アドバイザー佐野:そうです。ところでこの内容は、インストールする条件に応じて編集する必要があります。例えば、インストール用データが格納された場所やインストール先のフォルダ名を指定したりする必要があります。また、プロダクトキーだけは必ず手入力しなければなりません。パラメータの詳細は、セットアップマネージャを展開したフォルダにある、“ref.chm(英語)”に詳しい説明がありますから、まずはそれを参考に、この応答ファイルを修正してください。
プチアド:はい、やってみます――。ええと、これでいいかな(リスト2)。ところでコンピュータ名のような1台1台一意な設定が必要な値は、どうしたらいいのですか?
リスト2●編集後の応答ファイル
;SetupMgrTag
[Data]
AutoPartition=0 … Windows の再導入で自動セットアップ
… を行うため、0 に変更
MsDosInitiated="0"
UnattendedInstall="Yes"
[Unattended]
UnattendMode=FullUnattended
OemSkipEula=Yes
OemPreinstall=Yes
TargetPath=\WINDOWS
[GuiUnattended]
AdminPassword="xxxxxxxx"
EncryptedAdminPassword=NO
AutoLogon=Yes … インストール後、管理者アカウント
… で自動的にログオンする
AutoLogonCount=1 … 管理者アカウントで自動的に
… ログオンする回数(1回)を指定
OEMSkipRegional=1
TimeZone=235
OemSkipWelcome=1
[UserData]
ProductKey=xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx
FullName="PETITADMIN" … 名前をRDからPETITADMINに変更
OrgName="RD"
ComputerName=*
[TapiLocation]
AreaCode=03
[SetupMgr]
ComputerName0=PC001
ComputerName1=PC002
ComputerName2=PC003
DistFolder=z:\winxp … インストール先PC上での、Windows配布
… 共有フォルダのドライブ名(z:)に変更
DistShare=winxp
[Identification]
JoinWorkgroup=WORKGROUP
[Networking]
InstallDefaultComponents=Yes
アドバイザー佐野:ここで先ほどのunattend.udb、一意データベースファイル(UDF)が必要となってきます(リスト3)。これは、指定した識別子(UniqueId)を元に、応答ファイルのどの部分を、どの値に書き換えるかを決めるファイルです。
リスト3●unattend.udbの中身
;SetupMgrTag
[UniqueIds]
pc001=UserData
pc002=UserData
pc003=UserData
[pc001:UserData]
ComputerName=pc001
[pc002:UserData]
ComputerName=pc002
[pc003:UserData]
ComputerName=pc003
プチアド:なるほど。
アドバイザー佐野:あとは、1. インストールしたいPCにWindows配布共有フォルダをネットワークドライブとして割り当て、2. 応答ファイル、UniqueId、UDFを指定して、winnt32.exeを実行するだけです。これら作業はこんなふうにバッチファイル化することもできますよ(リスト4)。Winnt32.exe のスイッチは、展開ツールのヘルプファイル、“deploy.chm”に詳しく記載があります。こちらも参考にしてください。
プチアド:了解です。それではバッチ処理を実行します(カチ)。おぉ、すごい、すごい。GUIモードの画面が手入力なしでどんどん進んでいきますね。
リスト4●このバッチファイルでは、Windows配布共有フォルダをZドライブとして割り当て、コンピュータ名が“pc003”となるように指定している。
net use z: \\kaeru\winxp
cd z:
z:
z:\i386\winnt32 /unattend:unattend.txt /udf:pc003,unattend.udb
- 2時間後 -
アドバイザー佐野:ね、意外と簡単だったでしょう?
プチアド:はい、キャラクタモード(青い画面)の「既存のインストール済みのWindowsを上書きするかどうか」について、一度入力が必要だっただけで、あとは本当に「自動」で処理が終了しちゃいました。ふぅ、無人インストールを利用すれば、50台のインストールもなんとか1人でしのげそうだ。
アドバイザー佐野:インストール終了後は、応答ファイル、UDFで設定した値がきちんと反映されているか、動作に問題がないか確認したら、インストール作業完了です(画面5)。
| 画面5●[マイコンピュータ]のプロパティを確認すると、応答ファイルで指定したワークグループ名、UniqueId/UDFで指定したコンピュータ名が適用されていることが分かる |
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