アドバイザー佐野:まずは、無人インストールを実施するPCの環境を想定してみましょう。
プチアド:はい。D社の現状(図1)と新規レンタルPCを考慮すると、このようになります。
▼無人インストールテスト環境
| インストールPC | Windows OSがインストール済み FD/CD-ROMドライブなし |
| ライセンス | D社購入のボリュームライセンスを利用 |
| インストール先 | C:\Windowsフォルダ (Windows XP既定のフォルダ) |
| インストールの種類 | 新規インストール |
アドバイザー佐野:ノートPCは軽量化のためにFDDやCD-ROMドライブが装備されていない場合がありますものね。反対に、ネットワークカードはほぼ標準装備ですから、「現在インストールされているOSからネットワーク上のWindows配布共有フォルダ(Windows インストール用CDの必要データを保存しておくフォルダ)へアクセスし、インストールを実行する」方法を試してみましょう。それではまず、無人インストールの下準備です。
プチアド:Windows配布共有フォルダと、応答ファイルを作成するのですね?
アドバイザー佐野:はい。これらはセットアップマネージャ(setupmgr.exe)を利用することで比較的簡単に作成できます。Windows配布共有フォルダを配置するPC上に、セットアップマネージャをインストールしましょう。
▼セットアップマネージャのインストール方法
Windows Server 2003のインストールCD-ROM内の[SUPPORT]-[TOOLS]配下の“deploy.cab”を展開、適当なフォルダにその中身をすべてコピーする。または、マイクロソフト社のダウンロードサイトから、最新版の展開ツール(※)を入手する。
※Windows XP Service Pack 2 展開ツールダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyId=3E90DC91-AC56-4665-949B-
BEDA3080E0F6&displaylang=ja
アドバイザー佐野:あとはセットアップマネージャのウィザード(画面1~4)に従って、通常インストール中に入力要求される要素を順番に作成していくだけです。
プチアド:今回は、Windows配布共有フォルダの場所を [D:\winxp] 、[名前と組織]名はRDとします。他は規定値でいいですか?
アドバイザー佐野:[コンピュータ名]も、複数登録してください。こちらについては後ほど説明します。ウィザードを進め、最後に完了画面が表示されたら、[キャンセル]をクリック、ウィザードを終了して [D:\winxp] を確認します。
プチアド:はい。おお、 [D:\winxp]がEveryone:フルコントロールで作成されています。その中に、インストール用データが格納された“I386フォルダ”と、unattend.bat(バッチファイルのサンプル)、unattend.txt(応答ファイル)があります。それから、これはなんだろう? unattend.udbというファイルが作成されていますが……
アドバイザー佐野:それはちょっとおいといて、まずは応答ファイルの中を見てみましょうか(リスト1)。
| 画面1●「無人セットアップ」を選択 |
|---|
![]() |
| 画面2●「新しい応答ファイルを作成する」を選択 |
|---|
![]() |
| 画面3●「全自動」を選択 |
|---|
![]() |
| 画面4●名前と組織名を入力 |
|---|
![]() |
リスト1●インストールマネージャにて作成した応答ファイル
;SetupMgrTag
[Data]
AutoPartition=1
MsDosInitiated="0"
UnattendedInstall="Yes"
[Unattended]
UnattendMode=FullUnattended
OemSkipEula=Yes
OemPreinstall=Yes
TargetPath=winnt
[GuiUnattended]
AdminPassword="xxxxxxxxx"
EncryptedAdminPassword=NO
OEMSkipRegional=1
TimeZone=235
OemSkipWelcome=1
[UserData]
ProductKey=xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx
FullName="RD"
OrgName="RD"
ComputerName=*
[TapiLocation]
AreaCode=03
[SetupMgr]
ComputerName0=pc001
ComputerName1=pc002
ComputerName2=pc003
DistFolder=d:\winxp
DistShare=winxp
[Identification]
JoinWorkgroup=WORKGROUP
[Networking]
InstallDefaultComponents=Yes
|
|
||||
|
|
|
|
|
|
|
|
||||