次にいよいよリリースを展開します。ここまでのポリシー策定とプランニングというステップと異なり、実際のリリースの展開、特にパッチやバージョンアップ等の配布は、多くの場合、手間がかかり、間違いを起こしやすい単純作業です。このような場面では、ツールを使うことで、正確な作業と作業効率の向上が可能になります。
中でも効果を発揮するのがデスクトップ管理ツール、あるいはソフトウェア配布ツールと呼ばれているものです(図1)。一般的には配布するリリースを格納する「配布マネージャサーバ」と、配布先であるPCやサーバでリリースを受け取って展開する「クライアント」から構成され、PC側に人間がいて操作しなくても、配布マネージャからファイルを配信し、クライアントがそれを指定されたフォルダにコピーする等の一連の作業を自動化することができます。
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| 図1●デスクトップ管理ツールを使うと、効率的にパッチやアップデートを社内に配布できる(画像クリックで拡大) |
デスクトップ管理ツールは、主要なシステム管理製品ベンダから販売されています。また、Windowsマシンへのパッチ適用が主要な目的であれば、マイクロソフトから無償で提供されているSUS(Software Update Service)を導入するという方法もあります。目的や管理対象機器の台数、運用スタッフの人数等を考慮した上で、これらツールの導入を検討するとよいでしょう。
今回のリリース管理についてまとめると、以下のようになります。
なお、リリース後にはCMDB(構成管データベース)の更新も忘れずに行なって下さい。実環境の監査を行なうことで、実体と構成管理情報のずれをなくすと共に、リリースの洩れをチェックできます。また、リリース終了後にはPIR(導入後レビュー)もしっかり実施し、運用の品質を高めていきましょう。
協力:ネットワークマガジン
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