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連載コラム

コラム

知らないでは許されない
ITILでシステムの効率化を目指そう

2005年8月25日  協力●東芝ソリューション

第6回
「会社のPCはバージョン管理されていますか?」~リリース管理を考える~(3/3)



ステップ3 変更を確実に実環境に適用する

 次にいよいよリリースを展開します。ここまでのポリシー策定とプランニングというステップと異なり、実際のリリースの展開、特にパッチやバージョンアップ等の配布は、多くの場合、手間がかかり、間違いを起こしやすい単純作業です。このような場面では、ツールを使うことで、正確な作業と作業効率の向上が可能になります。

 中でも効果を発揮するのがデスクトップ管理ツール、あるいはソフトウェア配布ツールと呼ばれているものです(図1)。一般的には配布するリリースを格納する「配布マネージャサーバ」と、配布先であるPCやサーバでリリースを受け取って展開する「クライアント」から構成され、PC側に人間がいて操作しなくても、配布マネージャからファイルを配信し、クライアントがそれを指定されたフォルダにコピーする等の一連の作業を自動化することができます。

デスクトップ管理ツールを使うと、効率的にパッチやアップデートを社内に配布できる
図1●デスクトップ管理ツールを使うと、効率的にパッチやアップデートを社内に配布できる(画像クリックで拡大)

 デスクトップ管理ツールは、主要なシステム管理製品ベンダから販売されています。また、Windowsマシンへのパッチ適用が主要な目的であれば、マイクロソフトから無償で提供されているSUS(Software Update Service)を導入するという方法もあります。目的や管理対象機器の台数、運用スタッフの人数等を考慮した上で、これらツールの導入を検討するとよいでしょう。

プロセスのまとめ

 今回のリリース管理についてまとめると、以下のようになります。

  1. どの変更を、どのように適用するかというポリシーを決定する
  2. テスト環境での評価から実環境への適用まで、リリースのプランニングを行なう
  3. 確実なリリースのためには専用ツールの導入も有効

 なお、リリース後にはCMDB(構成管データベース)の更新も忘れずに行なって下さい。実環境の監査を行なうことで、実体と構成管理情報のずれをなくすと共に、リリースの洩れをチェックできます。また、リリース終了後にはPIR(導入後レビュー)もしっかり実施し、運用の品質を高めていきましょう。

協力:ネットワークマガジン

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