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連載コラム

コラム

知らないでは許されない
ITILでシステムの効率化を目指そう

2005年8月22日  協力●東芝ソリューション

第5回
「このサーバが壊れたら誰が困る?」~構成管理を考える~(2/3)



ステップ2 CMDBを構築する

 次に、実際にCIをCMDB(構成管理データベース)と呼ばれるデータベースに登録していきます。手順としては以下のようになります。

1. CIを抽出する
スコープに従い、CIをもれなくリストアップします。この時、CIの命名規則を決めておきましょう。システムごと、あるいは組織ごとにバラバラな名前をつけていたら管理がしにくいですし、名前が重複する恐れもあります。一意で、わかりやすい名前を付けて下さい。
2. CIの属性を設定する
各CIは「属性」と呼ばれる情報を持ちます。代表的な属性としては、名前、カテゴリ、タイプ、設置場所、責任者、シリアル番号、ステータスなどが挙げられます。
3. CIの関連を定義する
最後にCIの関連を定義します。関連には、
  1. 親子関係(例:「電源ユニット#0」の親は「Router_A」)
  2. 接続関係(例:「Router_A」は「本社LAN_8S」に接続されている)
  3. 使用関係(例:「出張精算業務」は「Router_A」を使用する)
などがあります。この関連を定義することで、たとえば「Router_Aに変更を加えると、出張精算業務に影響が生じる」といった影響度を把握ができるようになります(図1)。
構成管理のための俯瞰図の例
図1構成管理のための俯瞰図の例(画像クリックで拡大)

 事例のケースでは、「基幹システム」はあらかじめ「サーバSol_12」を使っているという使用関係を定義しておく必要があります。こうすれば、Sol_12から直せば基幹システムは復旧できるという判断が迅速に下せるようになるわけです。

 CIは小さな部門でもすぐに数百という数になりますので、最初のCMDBへの入力は正直いってかなりの労力が取られます。最新のシステム管理ツールには自動的にインベントリを作成する機能がありますので、それらを活用すると効率よくCIを登録することができるでしょう。

「ステップ3 CMDBの完全性を保つ」へ続く

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