そして、最終的に選んだecbeingの操作を実際に試してみたところ、その使い勝手の良さに前出・上野さんは驚いたという。 「管理画面の操作性などが良く、商品管理担当者など現場で運用する人向きのニーズを心得ているとの印象を受けました。毎日使う機能に不満があると、ささいなことでもフラストレーションがたまる原因となるものですが、『ecbeing』は非常にストレスなく操作できた。たとえばできの悪いシステムだと、実際のオペレーションを行なう際に『まずはこっちの画面を開いて、次にあっちの画面を開いて』となることが多いんですよ。その点、『ecbeing』では一連の作業を流れに沿って行なえるように、インターフェイスが作りこまれています」
またECサイトでは、お金が動くだけに安定して動作することが大前提となるが、そのひとつの指標となるのが多くの大企業への導入実績だ(第3回目で詳しくレポート)。ecbeingでは幅広い業種の大手企業ユーザーが名を連ねており、その点が間接的に大きな安心感につながったと上野さんは打ち明ける。
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| ecbeing操作画面 |
もちろんアスキー365のような大規模ECサイトだけではなく、小・中規模の事業者であっても、将来を見据えたECビジネスを展開するのであれば、ecbeingの導入は戦略的にも重要な検討課題だ。では、既存の廉価なASPサービスと比較した場合、ecbeingのメリットはなんだろうか?
「ASPサービスでは、あくまでサーバを間借りしてショップを出店していることになります。それだけに制約も多く、サービス提供側の事情に応じて仕様が変更されることも珍しくないんです。たとえば、売り上げ分析の機能が備わっていても分析対象の項目が限られていたり、受発注データをエクスポートできてもデータのフォーマットが固定されていたりします」こう指摘するのは、ソフトクリエイトのSEで、アスキー365への導入にあたってはプロジェクトリーダーを務めた斉藤淳さん(プロダクト開発 第1グループ)だ。物流やサポート部門をアウトソーシングする場合、スムーズな連携にはデータフォーマットの統一が不可欠だが、ecbeingならば取引先のシステムに合わせて自由にデータフォームをカスタマイズできる。
「カスタマイズに対応していないECシステムでは、管理画面のインターフェイスが業務とマッチしていなかったり、取引先とのデータ連携に余計な手間がかかるなど、目に見えない部分にコストがかかってしまうものなんです」(斉藤さん)![]() |
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| 株式会社ソフトクリエイト プロダクト開発 第1グループ 課長代理 斉藤 淳さん |
また、必要な機能をプラグインのように追加したり、システムそのものに改良を加えることが容易である点も特徴だという。パッケージソフトを核としながら、サービスとしては、導入時のカウンセリングからシステムのカスタマイズ、24時間体制の有人のサーバ管理までがワンストップで提供されているため、アスキー365のように社内のリソースや構築期間が限られている場合にも有効というわけだ。
さまざまな制約の中で最大のポテンシャルを発揮するために選ばれたecbeing。では実際の導入にあたって、運営サイドのアスキー担当者と、サービス提供サイドのソフトクリエイト担当者との間で、どんな“格闘”が繰り広げられたのか、次回で詳しくレポートする。
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