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・コストをかけずにeラーニングコンテンツを開発 ・専門的な編集知識がなくても作業できる ・タイムラグなくアップロードが可能になった |
中央大学には、都心の「後楽園キャンパス」と「市ヶ谷キャンパス」、八王子の「多摩キャンパス」という複数のキャンパスがある。キャンパス間の往復にかかる時間は約2時間半で、両方のキャンパスで授業を受け持つ教授にとっては、移動のタイムロスが大きな問題となっていた。
この課題を解決するために採用されたのが、テレビ会議システムを利用した遠隔授業システムだ。さらに、多忙な社会人大学院生に場所と時間を問わず授業を受けてもらうために、eラーニングシステムも検討された。
だが、インターネットを用いた授業公開を実際に始めようとすると、課題が山積していた。インターネットでの公開となれば、授業を撮影し、編集してコンテンツを作らなければならない。授業を担当する教授にとっても、知的所有権の問題が解決しない段階では、教材として使えるのは自らが所有権を持つ資料に限るなど資料や引用のやり方に注意が必要になる。さらに、この作業を外部に委託すると、ビデオ作成と同様に多額の費用がかかる。
中央大学では、こうしたコストを外部に委託した際のタイムラグも考慮し、当初から校内で制作することに決めていた。そのために、スピーディに動画、静止画を扱えるツールを探していた。そこで白羽の矢が立ったのが、「StreamAuthor」だ。
同校多摩ITセンターに所属するエンジニアは次のように選択のポイントを説明してくれた。「映像を扱うコンテンツ制作ソフトの多くが、複雑で難しい操作を要求します。しかし『StreamAuthor』は、動画に合わせてPowerPointのスライドを切り替えるボタンを押すだけです。実際にセンター所属のSEがコンテンツを制作していますが、授業が終わってから編集を終えるまでに3~4時間しかかかっていません。クォリティにも問題はありません」。
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| 図●eラーニングコンテンツ作成の流れ |
多摩キャンパスのスタジオで実施された授業の様子は、ビデオカメラで収録されるのだが、この際に教授は「デジタルボード」を利用して授業を進めていく。デジタルボードとは、ホワイトボードに書いた図や文字をJPEG画像として保存できるツールだ。
授業を終えたら、ITセンター所属のSEが、画像データをPowerPointに貼り付ける。さらに、「StreamAuthor」を利用して撮影した授業の動画を取り込み、組み合わせてオーサリング作業を進めていく。この作業は前述のように3~4時間で終了し、適宜eラーニングのコンテンツとして配信されている。
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| 画面●インターネット授業のようす(画像クリックで拡大) |
現在は、田中廣滋教授の「公共経済学Ⅰ」「環境経済学Ⅰ」が配信中だが、昨年までに「公共経済学Ⅱ」「費用便益分析」および藪田雅弘教授の「環境経済学Ⅱ」も配信された。また社会人大学院向け以外にも「StreamAuthor」を活用したコンテンツは増えてきている。
受講者は、Webサイトから受けたい講義を選択するだけでいい。受講中には、画面に授業の映像とホワイトボードにかかれた内容が表示される。受講を終えたら、最後に出される課題をWebサイトのフォームから送信すれば出席と見なされる仕組みだ。
学生の反応も上々で、「広い教室では見づらい黒板の文字も、パソコンの画面なら読みやすい」、「講義と配付資料が一緒に見られるのでわかりやすい」と、好評の声が寄せられている。
eラーニングでは教授と学生のコミュニケーション方法の改善にも取組んだ。第1段階として学生が課題を提出するに当たっての制約をなくした。具体的には、学生がファイルによる課題提出が可能となる方式を採用することで、図や式を使った課題提出が容易になり、提出されるレポートの文字数の増加と形式の多様化が進んだ。課題を受け取る教授も、たくさんのレポートを比較して評価することが可能となり、各学生の理解度の把握が容易となった。さらに、教授が毎回課題へのコメントを返信することによって、学生も課題作成への意欲と理解度のチェックを教授からしてもらえるという信頼感が増している。
このシステムは、双方向のコミュニケーションが取りやすい10名程度の大学院の授業で開始され、経験を積み重ねていった。2006年度から、講義室のプロジェクターなどの設備を改善すると共に、受講者が200名を超える田中教授の授業「公共経済学」で資料配布や補講、小テストなど実施できるところから取り組んでいる。資料を印刷する枚数や時間の面から、学生に配布することが困難な場合でも、Webサイトから容易に取得ができるので、学習を進める上で大きな助けとなっている。
| 導入企業のプロファイル | |
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| 名称 | 学校法人中央大学 |
| 設立 | 1885年7月 |
| 本社所在地 | 東京都八王子市東中野742-1 |
| 学生数 | 約25000人 |
| 概要 | 大学、大学院、専門職大学院のほか、9つの研究所、3つの付属高等学校を擁する総合大学。 |
| URL | http://www.chuo-u.ac.jp/ |
| システム導入に関するお問い合わせ先 | |
| サイバーリンク株式会社 | |
| 電話番号 | 03-5447-6851 |
| URL | http://jp.cyberlink.com/ |
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