| ・アドオンプログラムを使わずに難題のSAP R/3とSQL Serverの相互データ同期を実現 |
医療検査機器の生産、販売、サービスを行なっている日立メディコは、受発注に伴う伝票の数が非常に多く、事務処理の効率化は緊急を要する懸案事項であった。
そこで考案されたのが、見積もりから請求、入金管理までの一連の流れを一元的に管理できる「アカウントマネージャシステム」の導入である。日立メディコ社内にはすでにSAP R/3が稼動していたが、R/3の伝票入力の煩雑さから省力化は難しいと判断。クライアント用のアプリケーションを独自開発し、クライアントからデータベースのMicrosoft SQL Serverに対しデータを入力、そしてSQL ServerとR/3でデータを同期させるという構成を採ることになった。
ただ、そこには難題も待ち構えていた。「非常に行き詰まったのが、SAP R/3との接続部分です」(出射剛氏)。
![]() |
|---|
| 写真●日立メディコ サービス事業部 情報システム課 出射 剛課長 |
アカウントマネージャシステムでは、クライアントからのデータをR/3に送信するだけでなく、R/3側の変更内容もSQL Serverに反映させる。R/3へのデータ登録だけならともかく、R/3からもデータを送信するとなると途端に難度は高くなる。R/3との接続にはメーカーA社のプロダクトを利用しようとしていたが、それを使ってシステムを構築した経験者が少なく、具体的な実現方法が見えない状況が続いた。プロジェクト開始が2003年8月。カットオーバー(稼動開始日)は2004年4月に設定されていたが、11月になっても進捗は芳しくなかった。
SAP R/3との連携方法を模索し続けていた出射氏は、偶然インターネットでエス・アイ・サービスの存在を知る。出射氏は、同社が提示した同社のR/3インターフェイス連携ソフト「ConnectPlus」を利用すれば接続できると確信し、接続用ツールをConnectPlusに変更することを決定した。ConnectPlusは、R/3の標準的なインターフェイスだけを使ってデータの入出力を実現するため、接続に関して別途アダプタを開発する必要がない。
![]() |
|---|
| 図●アカウントマネージャシステムとSAP R/3の連携の仕組み(画像クリックで拡大) |
最終的にConnectPlusの導入が決定したのが2004年3月。カットオーバーまでわずか1カ月しかなかったが、アカウントマネージャシステムとR/3の接続をわずか2週間で、それも接続テストから社内でのConnectPlusの研修まで含めて終了した。
| 導入企業のプロファイル | |
|---|---|
| 名称 | 株式会社日立メディコ |
| 設立 | 1949年5月9日 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区内神田1-1-14 |
| 資本金 | 138億8400万円 |
| 売上高 | 950億5100万円(個別) |
| 従業員数 | 2241人(2005年3月現在) |
| 事業内容 | 医用画像診断装置の開発、製造、販売、サービス |
| URL | http://www.hitachi-medical.co.jp/ |
| システム導入に関するお問い合わせ先 | |
| 株式会社エス・アイ・サービス | |
| 電話番号 | 03-5789-8851 |