![]() |
|---|
| 古賀加奈さん(26) 株式会社コーソル Oracleサポートグループ |
オラクル製品のサポート業務を行なう古賀加奈さん(26)は、2006年の12月に現職場に転職したばかり。サポート業務のキャリアはまだ半年に満たない。しかし、連日オラクル製品に対する問い合わせを、溜め込むことなく効率的に処理しているそうだ。複数の案件を同時に進めることも少なくないという、そんな古賀さんの仕事術について聞いた。
大学生のときに事務系アルバイトでパソコンを使ったことをきっかけにITに関心を抱き、卒業と同時にSIer企業に就職。システム設計やインフラの構築を手がけることになった。主に、OS周りのシステムやネットワークの設計、データベースの設計・構築を担当していたという。
「転職前の仕事で、オラクル製品に触れているうちに、オラクルの最新テクノロジーへの対応力の高さや豊富な拡張性に魅力を感じました。また、今後さらに多くの企業に導入される製品だろうとも思い、オラクル製品の知識や技術を深めることでキャリアアップを計ろうと決め、オラクルの勉強を始めました。でも、その頃、この勤務先ではデータベースにオラクルを使用しない方針が決まりつつありました。そのため私は、自分の描いたキャリアアップビジョンとの差異を感じ、入社3年半で転職を決意したのです」
古賀さんは転職先として、オラクルに事業特化したコーソルのオラクルサポート業務を選択。業務内容は、ユーザー(開発者や管理者)からのオラクルに関する質問や疑問などの問い合わせに回答するという、いわばオラクル製品に精通するものであった。古賀さんはキャリアアップの計画どおり、オラクル製品と深く関わる仕事を選んだのである。ところが彼女は、コーソルへの就職が決まった時点で、実はオラクルの資格を1つも取得していなかったという。そこで、入社までの3カ月間にオラクルマスター(オラクルデータベース10g)のブロンズ、シルバー、ゴールドを次々に取得した。
「オラクルマスターの資格は、今後サポートという仕事を行なう上で、顧客に信用と安心を与えるためにも必要だと思ったのです。受験したことで、現在どれだけの力量を持っているかを客観的に確認することもできました。自分に足りない知識分野がどこなのかを知るきっかけにもなると考えたのです」
現在、古賀さんが行なっている業務は、ユーザー(開発者や管理者)からのオラクル製品の機能、使用方法、障害対応、リカバリーなどに関する問い合わせを、主にWebやE-mail、電話で受けて解決すること。エンジニア1人につき1日平均3~4件、1カ月平均で70件ほどの問い合わせを解決する。問い合わせを受けたら、まずトラブルの場合、その状況に相応した事例をマニュアルやナレッジベースから探し出し、次に原因を調査・解析。そしてユーザーに解決方法を回答するという。即答できない問い合わせも多いので、上手に整理と処理をしていかないと、あっという間に未解決の仕事が山積してしまうそうだ。
「サポート業務は、仕事の順序を的確に決めることが大切だと思っています。ですから、どれから処理するべきか、早い時点で適切な判断をするよう心がけています。たとえば、ユーザーサイドで解決できるような問い合わせであれば、すぐに解決方法を説明します。また、解決に手間取るようであればユーザーに時間がかかることを伝えるなどの対処をしています。また、1ヵ所だけで障害が発生している案件と、インフラの基幹システムに関わる案件であれば、社会的な影響力から後者を先に処理しなくてはなりません。このように解決の優先順位を付けています」
つまりサポート業務の仕事優先順位の決定には、『緊急性が高いか』『簡単に解決できるか』『解決に時間を有するか』などの視点を持つ必要あるというわけだ。
また、古賀さんにとって役立っているのが、実は前職での経験だと言う。転職前のSIer時代──サポートセンターに問い合わせをするユーザーだったとき、回答をいつもらえるのか、解決までに何日くらい要するのか、解決できる障害なのかなどを、いち早く教えてもらいたいと常々感じていたそうだ。そのため、サポートする側に立った現在は、復旧の目途などはできるだけ早く答えているという。
製品サポート業務には、リサーチ能力も重要だという。たとえば、IT業界の製品は頻繁にバージョンアップが行なわれるため、製品マニュアルだけでも分厚いものがそのたびごとに何冊も登場する。しかし、サポート上では、日頃からマニュアルに目を通しておき、どこに何が書かれているのかを大まかにでも把握しておく努力が必要なのだ。とはいえ、そのような膨大なマニュアルを把握するのは、誰にとっても当然大変なことである。そこで問われるスキルが、リサーチ能力というわけなのだ。
「製品サポート業務の上で、もう1つ大切なのはマニュアルやナレッジベースをどれだけ上手く活用できるかだと思います。たとえば、どの検索エンジンを使うと的確な回答例が導き出されるのか、トラブルに結びつく最適な検索キーワードは何なのか。これらが分かると、仕事の処理スピードは格段に向上します。また私は、隣席の人が行なっている検索方法なども、いいと思ったら柔軟に取り入れるようにしています」
古賀さんは、サポート業務に必要なスキルを身に付けるうえでは、人のやり方に学んでみるなど、自分流に固執しない柔軟な姿勢を心がけているようだ。つまり、転職して間もないものの高いスキルを身に付けられた理由は、向上心の高さに加え、「人との関わりの中で学べる」という柔軟性を大切にしているからこそと言える。 そして、最後に今後のキャリアビジョンについても聞いてみた。
「私は、このようにしてオラクル製品の知識や技術を深めていき、いずれは後任にオラクルに関するさまざまな教育を行なえるまでになりたいですね」
キャリアパス実現に役立つ資格一覧
今現在のポジションの確認できて、そしてキャリアアップに直結する資格をここで探そう!
|
|
||||
|
|
|
|
|
|
|
|
||||
トラック運転手からIT業界へ 30代での転職成功の秘訣
携帯電話向けコンテンツの開発などを行なう株式会社ドワンゴで、プロジェクトリーダーを務める上坂太志さん(32)。家業であったトラック運転手からIT業界へ20代半ばで……
NASAで宇宙開発事業に携わりたい! 壮大な夢に向かってキャリアアップ
ユーザーがさまざまな商品やサービスを比較・検討できるWebサイトを運営する比較.com株式会社で、システムエンジニアを務める須藤友慈さん(27)。23歳でIT業界に飛び込み、現在は旅行関連コンテンツの運営をしながら、ロボット型比較検索エンジンの開発や……
まったくのパソコン未経験からネットワークソリューション・チーフコンサルタントへ ~IT業界で女性は必ず活躍できる~
大学卒業後、アプリケーション開発会社を経てインフラ分野でキャリアアップを続ける河野美香さん(32)。現在、NTTデータ先端技術株式会社のネットワークソリューションビジネスユニットで、チーフコンサルタントとしてネットワークシステム構築サービスの提案……
勝つプロジェクトマネージャーとは IT関連のプロジェクト拡大を背景に“プロマネ”求人増大!
現在、IT関連の設備投資を盛んに行ない続けている企業は、経営戦略におけるITの重要性をますます高めている。このような中、経営戦略に深く関わるIT職のプロジェクトマネージャー(PM)は、人材として常に不足状況にあるという。果たして、……
大注目! 東海地域の転職市場 実務経験がある理科系第2新卒にチャンスあり
2005年の中部国際空港(セントレア)の開港や「愛・地球博」の開催以降、東海地域の景気が力強く上昇している。この好景気は製造業を中心に各業種へ波及し、さまざまな企業が正社員の採用を拡大している……
ソリューションセールスは狭き門 しかし、人材が不足する今が狙い目!
IT関連の転職市場は今なお拡大傾向にあり、採用条件は緩和傾向にある。そんな穏やかな日和のIT転職市場にあって、高度な資質が求められる職種も多い。その1つが「ソリューションセールス」である。ハードルが高いだけに年収が2000万円以上に……
2008年10月16日 19時00分~21時00分
2008年10月15日 10時00分~16時30分
2008年10月15日 10時00分~16時30分
2008年10月15日 12時30分~16時30分
2008年10月15日 13時00分~17時00分
2008年10月15日 13時30分~17時00分
2008年10月15日 14時00分~17時30分
2008年10月15日 17時00分~20時30分
2008年10月15日 18時30分~20時00分
【ITエンジニア・SE・コンサル向け】 自身をブランディングする技術を用いて『やりたい仕事を獲得する仕組みを作る』
2008年10月15日 19時30分~21時30分